活動報告

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「先取り!科学者の体験」第3回講座
実施日 2012年7月29日(日)~30日(月)
場 所 新潟大学理学部附属臨海実験所(新潟県佐渡市達者8787)
テーマ 「磯の生物のシュノーケリング観察とウニの発生実験」
概 要 佐渡の理学部附属臨海実験所を利用して、磯の生物のシュノーケリング観察などを行い、日本海の魅力とそこに生息する多様な生物への理解を深めるとともに、科学に対する理解を深め、将来の夢や希望を育みます。
講師など 講師:野崎眞澄教授(所長)、安東宏徳准教授、安房田智司助教、下谷豊和技術職員 TA:西山真樹(実習担当)、TA:滝山千尋、星野真奈(事務局補助) 引率:岩見敏明(事務局)
受講生等
出席状況
今年度の受講生は25名で構成。受講生25名中18名が出席、参加保護者:14名
スケジュール 【29日のスケジュール】
10:00 佐渡汽船新潟港集合、新潟港発(ジェットフォイル、所要時間65分)
11:05 両津港着、両津港発(バス、所要時間約50分)
12:00 臨海実験所着、昼食(弁当)
13:00~19:00 臨海実習(磯採集と採集物の観察、ムラサキウニの発生実験)
19:00~20:30 夕食(実験所構内で実習生・保護者・講師バイキング)
20:30~   受講者は実験所宿泊、保護者は「敷島荘」宿泊
【30日のスケジュール】
9:00~12:30 臨海実習(ムラサキウニの発生実験、採集物の観察等)
12:30 昼食(弁当)
14:00 臨海実験所発(バス、所要時間50分)
15:30 両津港発(ジェットフォイル、所要時間65分)
16:35 佐渡汽船新潟港着、解散
受講状況 ■受講生課題レポート(提出数18/参加人数18)

課題レポートの提出例

■受講生生アンケート(提出数16/参加人数18)

受講者アンケートの提出例とまとめ

■保護者アンケート(提出数14/参加家族数14)

保護者アンケートのまとめ

受講者
スケッチ例

スケッチ例

講師所感 (1)受講生について
未来の科学者養成講座として受講生を募集しているだけあって、子供達は実習への取り組みも熱心で、また意欲もある子供達が多かった。保護者は受講生よりもさらに熱心で、一生懸命受講生のサポートをしていたが、それが本当に良いことなのかどうなのか疑問が残る。保護者がいない環境でのびのび学習させる方法も試してみるべきかもしれない。一方で、スノーケリングに関しては保護者とともに楽しむことの良さも感じられた。アンケートにあるように、受講生も保護者も、臨海実習を楽しんでいて、佐渡の海の魅力を堪能するとともに、受講生には将来の夢を育む一助となったものと思われる。初めての試みとしては今回の企画は大成功であり、今後も是非このような企画を続けていただきたい。
(2)講座の進め方等について
2日間という短い時間ではあったが、普段の机上では学ぶことのできないことをたくさん体験でき、受講生の満足度は高かったようである。実際に生き物が生息している磯での採集、生命誕生の神秘を体験できるウニの発生実験のどちらも好評であったので、今後もこのような講座は大学のプログラムとして重要であると考えている。アンケートの中には内容が難しいのではという保護者の意見もあった。大学の教員が小学生に教えることはとても難しいことであるが、内容のレベルを下げることは意欲のある小学生には得策では無いと考えられる。内容のレベルを変えずにうまく説明する工夫を教員がするべきかもしれない。なお、バーベキューに関しては、時間が短かったこと、また、打ち合わせが不十分だったこともあり、時間調整がうまくできていなかったことが反省点として挙げられる。
初めに野崎所長の講義がありました。
(保護者:たくさんのプログラムを2日間に実習させて頂き大変有意義でした。ウニの受精~細胞分裂と人との関係は特に心に残ったのではないかと思います。子供たち全員が注射針などの実験用具を、きまりを守って使っていた様子に感心しました。)
磯の生物の実習前のガイダンス
(受講生:海の生物をたくさん知ったり、見たりできて、とても楽しかったです。僕は、アオウミウシがきれいだと思ったので、もっと調べてみたいです。)
グループに分かれて指導を受けます 生物採集風景
(受講生:シュノーケリングで磯の生物をとるこつもわかりいっぱいとれて、面白かったです)
ウニをGET! 採取した生物の説明を受ける受講生
(受講生:初めてのシュノーケリングで、うでがたくさんあるやつでひとでやウミウシなど写真でしか見たことンない生物がみれたことがおもしろかった。)
ヒトデを捕まえてごきげん
(保護者:今回の磯採集のように、自分が実際に採集して観察するような体験できるカリキュラムがあると、子供は一段と興味深く(講座を)受けられると思います。)
所内に戻り、野崎所長から採取した生物の説明を受ける
(保護者:小学生には高度と思いましたが、素質のある子供は目の輝きが違っていたように思います。最高の研究機関で大学が、このような事業をやることは大賛成です。)
採取した生物のスケッチ 図鑑の調べ方などの指導を受ける受講生
(保護者:先生方をはじめTAの方々に、職員の方々に丁寧に教えていただき感謝いたします。良い機会を与えていただきありがとうございます。)
講師からウニの受精実験の説明を受ける
(受講生:ウニの卵からの成長のし方を見れておもしろかった。)
受精実験のために卵を採取
(受講生:面白かったことは、ウニの精子と卵がまざったしゅん間に受精をしたことと、磯でシュノーケリングを行ったこと。)
受精卵顕微鏡観察の準備 受精の様子の顕微鏡観察、窓の外がうす暗くなるまで観察は続く
観察の手ほどきを受ける 最終日は自分のスケッチを全員の前で説明
(保護者:ウニの発生が、人間と同じように進むことがわかり、一見つながっていると思えない生き物のつながりが見えました。)
スケッチで気づいたことなどを発表 臨海実験所のスタッフと一緒に記念撮影
(受講生:TAの人たちとも仲良くなれたし、友達もできたので、この体験はとてもいい経験になりました。それに、この体験で、新潟大学に入って研究する!という気持ちが前よりも高まった。)

(写真の下のコメントは、受講者アンケートから転載)

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