活動報告

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「先取り!科学者の体験」第3回講座
日 時 2013年7月28日(日)~ 29日(月)
7月28日
10:00新潟港ジェットフォイル出発 → 両津港着(11:05)、バス発
12:10実験所着、昼食(~13:00)
13:00~19:00臨海実習(磯採集、採集物観察、ムラサキウニ発生実験)
19:00夕食
22:00就寝
7月29日
8:00開会のあいさつ、工藤久昭理学部長
9:00~12:30臨海実習(採集物観察、ムラサキウニ発生実験)、昼食
13:30バス実験所発 → 両津港着、ジェットフォイル発(15:00)
16:40新潟港着、解散
場 所 新潟大学理学部附属臨海実験所(佐渡市達者87)
テーマ 「磯の生物のシュノーケリン観察とウニの発生実験」
概 要 佐渡の理学部附属臨海実験所を利用して、磯の生物のシュノーケリング観察などを行い、日本海の魅力とそこに生息する多様な生物への理解を深めるとともに、科学に対する理解を深め、将来の夢や希望を育みます。

○実習内容:
28日(日)13:00~19:00  磯採集と採集物の観察、ウニの観察等
29日(月) 9:00~12:30  ウニの発生実験、採集物のスケッチ、観察等
講 師 野崎眞澄 理学部教授(所長)、安東宏徳 理学部準教授、安房田智司 助教、下谷豊和 技術職員、TA:西山真樹(D3)石川健博(M1)
受講状況 ■受講生23/30名;受講生課題レポート23/23名提出、受講生アンケート23/23名提出

受講生レポート提出例

受講者アンケートのまとめ

受講生のスケッチ

■保護者16名出席、保護者アンケート16/16名提出

保護者アンケート回答例

初日は、近海の生物の説明と、実験所の案内の後、磯の生物採取のためのシュノーケリングの手ほどきを受けました。 TAよりシュノーケリングの手ほどきを 受けている受講生
受講生:(おもしろかったことは)はじめて海に入ってとてもきれいで、たくさん生き物がとれたこと。
受講生が自分たちで採取した生物について、野崎所長から説明を受けた。
受講生:(おもしろかったことは)シュノーケリングで採集してきた魚や生き物を観察したこと。
ウニの受精実験
保護者:磯での観察対象の採集から精子・卵子の採集と、自分自身で実験を行っているという達成感が得られたと思います。
遅くまで実験に取り組んだ後の夕食は格別!海に沈みゆく太陽と海の景色を見ながら全員で夕食
受講生:佐渡は佐渡にしかいない世界が広がっておりとてもいいと思った。また佐渡にきて今回みたいなことがしたい。
2日目の、スケッチ作業風景
保護者:生物の名前を調べる際に、どこに着目するか、図鑑との照らし合わせなど、答えを導きだすまでの手順などを大変うまく誘導していただきました。
一人ひとり自分のスケッチした生物について発表をしました。
受講生:レポート発表をしました。ホンヤドカリとクロヘリアメフラシのレポートを発表してきんちょうしました。
実習を終えて。実験所玄関前で記念撮影
保護者:今まで参加者間の触れ合いが少なかったが、宿泊で距離が近づいてよかった。興味が理科に高い子供が多いので、お互いに高めあえたのでは。

(写真の下のコメントは、受講者アンケートから転載)

担当講師所感
  • 受講生について:昨年度同様、実習への取り組みは熱心で、意欲のある子供達ばかりであった。一方で昨年度はおとなしい子供が多かったが、今年度は活発な子供が多いという違いもあった。今年は保護者がある程度の距離感を持って子供達に接してくれたおかげで、子供達がのびのびと実習に取り組めたと感じた。また、アンケートを読む限り、受講生も保護者も臨海実習を楽しんで取り組み、佐渡の海や海の生物の魅力を存分に堪能できたことがうかがえた。企画としては大きな成功を収めたと言える。なお、来年度以降も何らかの形で「未来の科学者」に海洋についての教育を継続していく方策を検討していきたい。
  • 講座の進め方等について:昨年の反省点であったバーベキューの準備が改善され、実習の全日程が予定通り、余裕を持って終えることができた。泊まり込みで実習を行ったこと、また、バーベキューがあったことから、子供達だけでなく親同士の交流が持てたことがとても良かったと多数のアンケートに書かれていた。日帰り実習では無く、合宿形式で臨海実習を行う意義はとても大きいと感じた。詳細なスケジュールの事前連絡の不足やスケッチ用の色鉛筆が持って来るものに入ってなかったなど若干の改善点はあるものの、教える側としては手応えのある実習になったと感じている。

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