活動報告

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「屋久島研修旅行」報告
目 的 「日本の植生の縮図」と言われている屋久島の自然に触れて、自然観察の能力を養う
行 程 2013年3月22日(金)~24日(日)
  • 1日目:新潟空港発(9:40)屋久島空港着(14:10)「屋久島世界遺産センター」および「屋久杉自然館」で屋久島の概略を研修
  • 2日目:荒川登山口発(6:00)「翁杉」、「大王杉」、「縄文杉」までトレッキング荒川登山口着(16:30)
  • 3日目:島内を一周して植生や地質について研修屋久島空港発(15:30) 新潟空港着(19:00)
参加者 「科学基礎講座」受講生5名、「科学アドバンスト講座」受講者3名、引率:徳江郁雄教授、岩見敏明職員
研修内容 事前学習および旅行後のレポート提出
受講生の感想
  • (高2生):前略…研修では人間と動植物の関係についても考えさせられる場面が非常に多かった。…中略…ふもとの杉の多くは江戸時代以降に大量に伐採されたため現在は植樹された若い杉(地杉)しか見られないことなどである。人間は自然にどのように接し、恩恵を受けるべきであるのか、あらためて考えてみたいと思う。
  • (中3生):前略…22kmの山道を歩き続けるのは少しつらかったけど、こんな自然に出会えたことの喜びの方がだんぜん大きいものでした。ウィルソン株、仁王杉、縄文杉どれもとても感動です。またガイドの駒野英明さんのお話もどれもとてもためになるお話ばかりでとても聞いていて楽しかったです。また機会があればぜひ来てみたいと思いました。最高の一日でした!ありがとうございました!
一日目(屋久島世界遺産センター)
手にしているのは、葉の形をこすって写し取る展示品の成果
一日目(屋久杉自然館)
ここで、杉の年代がどのようにしてわかったなどの説明や、年輪がどのようにしてできるかなどの話を聞きました。
一日目(屋久杉自然館)
島の林業の歴史を示す展示品の一つ、巨大なチェーンソをかわるがわる持ってその重量に驚く
二日目(縄文杉を見るためのコースの登山口)
標高600m。朝6時。ここで持ってきた朝食弁当を食べて登山開始。
二日目(トロッコ道)
所々で止まってガイドの説明を聞く。このようなトロッコ道を歩く。昔はトロッコで切り出した屋久杉を下まで運搬していた。反対側の山の斜面は新緑や山桜の花が見られ、ウグイスが鳴いていた。
二日目(トロッコ道)
道端でヤクシカの姿がちょくちょく見られる。人の姿を見ても逃げない。
二日目(背景はウイルソン株)
周囲14mの巨大な切り株。豊臣秀吉が島津藩に命じて伐採させたとされている推定標高42mの屋久杉のもの。
二日目(昼食)
短い休み時間を利用してスケッチをする人もいた。
二日目(背景は縄文杉)
目的地にお昼頃到着。縄文杉のすぐそばは、杉の保護のため近寄れない。
二日目(下山途中)
下山途中からあいにくの雨。植物大好きのI君は、疲れもなんのその観察や撮影に余念がない。彼はガイドに質問の雨を降らせた。
三日目(千尋の滝)
朝出発時は雨。花こう岩の肌の上を滑り落ちている滝。
三日目(西部林道)
ここではヤクシカとサルが一緒にいた。仲がよさそうに見えた。
三日目(永田浜の屋久島うみがめ館) 三日目(永田浜)
きれいな浜の砂をサンプルに採取している受講生。
三日目(志戸子ガジュマル園)
ガジュマルの樹の全貌をカメラの視野に入れるのに苦労している参加者たち。
三日目(田代海岸の枕状溶岩)

(写真の下のコメントは、受講者アンケートから転載)

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